ぷよm@s part36

千早が「上達すら必要なのか」分からないという話をしていたけど,これはかなり面白い話のように思う.たしかに出来ることが一つしかなかったときは,そりゃ迷うことはないんだろう.けど前回の美希との対戦で,その前提であるプロデューサーの教えについて美希(と過去の小鳥さん)に崩されかけたわけだから,そこからまた再構築していかなきゃいけないわけだよね.そうするとプロデューサーの教えを忠実に……ってのはもうモチベーションとしても成り立たないんじゃないかなぁ.そしてそれこそが「ゲームから学べる」ことの重要な要素のひとつな気がする.

それに彼の教えは「短期間で上達する」という前提があったわけだし,それから彼が教えているときは「千早もわかりにくいけど天才的」ということを彼自身が認識せずにカリキュラム(笑)を組んでたっていうもう一つの前提があって,それを取り払ったときには彼がおしえてたのとはまた違った究極連鎖法がありえる気がする.それを千早が自分自身で構築していくとなると,やっぱ上達する以外にないんじゃないかなぁ.まぁそういう意味では今わかりやすくグルグル悩んでいるのも必要なことなのかもしれない.

そう考えると,美希が千早のことを上手くなってないと評したのは,表層的な点では確かにそうなのかもね.ちょうど試行錯誤期だったってことで.それで壁を破ったらまたグーンと伸びたりしないかなぁ.そんで歌も試行錯誤期を乗り越えてオーディションも通るようになってほしいね.